パパとママの子育て110番

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B型肝炎の予防接種

B型肝炎とは、B型肝炎のウイルスに感染することで
発症する病気です。

B型肝炎と言ってもいろいろな種類があり、
感染しても本人が気づかないまま治ってしまうものもあれば、
ウイルスに感染して1ヶ月~6カ月くらいで発症するものもあります。

発症すると、肝臓の機能が悪くなり黄疸などの症状が出てきます。
もちろん治癒もしますが、中には劇症肝炎になり
命を落とすこともある怖い病気でもあるのです。
さらには、がんへ移行したり女性であれば妊娠・出産により、
母子感染することもあります。

B型肝炎の予防接種は、
1992年にWHOが接種を推奨し始め、
2009年に177の国で接種されるようになりました。

日本では、
元々B型肝炎母子感染防止事業の元、
公費で行われていた経緯はありますが、
自費で広く接種が行われるようになったのは、
ここ1年~2年くらいの間です。

自費で行われるB型肝炎の予防接種は、
3回接種をします。

1回目を接種後、4週間後(約1ヶ月後)に2回目。
2回目を接種後、20週から24週後(5ヶ月後~6ヶ月後)に
3回目を行います。

接種後は、血液検査等で抗体がしっかりとついているかどうかを確認し、
場合によっては追加接種を行います。

ただし、この抗体検査は必ずしも行われるわけではありません。

B型肝炎の予防接種は、予防接種でほとんどの人が
感染を防げる予防接種として知られています。
副反応も一般的な予防接種とほとんど変わりません。

予防接種の気になる金額ですが、
病院によって変わってきます。

安いところですと5000円くらいから接種が可能なところもありますが、
8000円くらいのところが多いようですね。

これは一回の金額ですので、3回打つと24000円となります。

このように保護者の負担が大きいため、
平成24年9月には、日本小児科学会が厚生労働省
公費負担の定期接種に盛り込むよう、要望書を提出していますが、
具体的な話はまだ出ていないのが実状です。